ビジネスモデルが変わるのは当たり前!
現在、シカゴのORIGAMI Inc.には、森田さんを含め4人のメンバーがいる。チーフ・マーケティング・オフィサーは、美術大学出身のシカゴ・ブースの同級生だ。東京・渋谷にオフィスを置く株式会社オリガミには、多摩美術大学、東京芸術大学出身のメンバーが加わった。
オリガミ社は、8月1日より、β版のオンラインサービス“オリゴー(Origoh)”の運営を始めた。10月中旬から、本格的なサービスを開始する予定だ。
Origohとは、OriginalとGoとOh!を足した造語。オリジナルな製品をどんどん開発して、お客さんに「Oh!」と喜んでもらおうと、名付けた。
β版とは、IT用語で、開発途上のバージョンという意味だ。β版をまず世の中に出し、ユーザーからのフィードバックを得て、改善し、正式にサービスをローンチする。
「今は、数週間後のサービス開始に向けて、ユーザーの声を聞いている段階です。フィードバックを反映して、さらに修正をしていきます」
ビジネスモデルが、当初のプランから大幅に変わるのは、アメリカでは当たり前のこと。何度も軌道修正をして、サービスをスタートしてからも、修正し続ける。これをシリコンバレーなどでは、「Pivot」(ピボット=方向転換すること)という。
オリガミ社のビジネスモデルは、2012年にシカゴ・ブースで起業プランを立てたときから、大きく進化していた。
まず、支援するアーティストは当初は日本人だけだが、その後、異なる言語を話す世界中のアーティストに広げることにした。自分では海外進出することが難しいが、国内では高く評価されているアーティストを出身国にかかわらず、支援していく。現在、すでに100名のアーティストが登録している。
サービス内容も、当初は、「ストックフォトビジネス」と言われるビジネスモデル(プロのカメラマンが撮影した写真や、アーティストが制作したグラフィックなどを、有料でダウンロードできるサービス)が中心だったが、現在は、大きく方針転換。
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