採用企業はエントリーしてきた多くの求職者を選考で評価し、評価ポイントの高い順に上から採用していきます。つまり、採用されるためには数多くの求職者の中で採用ハードル(採用枠数が100名の場合は、補欠枠を入れてもだいたい120位以上)よりも、高い評価をもらう必要があります。
企業はもちろん人柄や経験も考慮しますが、書類選考では余程光るものがない限りは、「学歴」を重視するのが現実です。つまり、自分の「学歴」をはじめとしたエントリーシートに記載している「エピソード(経験、能力)」に魅力を感じてもらえないと、書類選考すら通過しません。
面接においても、同程度の評価が高い学生同士であれば、学歴が高い方を採用するというのが実情です。
イレギュラーな質問に対応できない・・・
4.事前に準備をしすぎて「ロボット」のように回答してしまう
・事前に準備した回答をセリフのように話しているため、不自然なコミュニケーションになる
・想定していないイレギュラーな質問をされると極度に動揺する
これは、事前に準備した回答をロボットのように、面接で話すことを指します。
もちろん、事前に想定質問を洗い出して、回答を準備することは重要です。ただ、それを文章として丸暗記してしまうと、本番で緊張しすぎてしまった際にセリフが飛んでしまい、うまく話せないことがあります。
セリフを丸暗記したことがある方はわかると思いますが、セリフはちょっとした言葉が抜けただけで、文章が成立しなくなることがあります。また、少しイレギュラーな質問をされた際に、「何を知りたいんだろう…」と、必要以上に勘ぐってしまって沈黙したり、準備していないために動揺してしまったりということもあります。
5.志望動機が「楽しい」「好き」の一点張り
・志望動機が「楽しいから」や「好きだから」といった感情的な理由しかない
・「なぜ楽しい(好きな)のか?」という深掘りする質問には答えられない
これは、志望動機が「楽しい」「好き」といった感情的な理由のみで、構成されているケースです。
このようなタイプの方は非常に多く、「私は旅行が好きなので、旅行業界を志望しています!」と勢いはあるのですが、深みはありません。ただただ感情的な理由ばかりの志望動機なので、採用企業は「もし好きじゃなくなったら仕事を辞めちゃうんじゃないの?」と、仕事がつらくなった際やうまくいかなくなった際に、仕事を続ける理由がなくなるのではないか、と不安に思ってしまいます。
就活本によく書いてある、「好きなことを仕事に」という文言を参考にするのはよいのですが、「好き」という感情だけで志望動機を話すことはおすすめできません。
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