したたかな「末っ子」に効く口説き文句は何か 「生まれ順」を意識すれば、人間関係が円滑に
表面的なノリだけで突っ走りがちな末子をうまくサポートしてくれるのは中間子。長子ほど偉そうに振る舞わないので末子にとっても付き合いやすい相手です。結婚生活でも上手にリードしてくれることでしょう。
あれこれ口出しする長子とは、仕事のように緊張感が求められる場面ではうまくいくことが多いのですが、友人関係では気詰まり。
また、マイペースな一人っ子に対しても、空気を読まずに全体の雰囲気を悪くすることに腹を立てたり、「もっと面倒を見てくれてもいいのに」と理不尽な不満を持ったりするケースが多いようです。
末っ子には交換条件を出してドライに交渉すべし
末子の人付き合いの根底にあるのは「圧倒的平和主義」。幼い頃から一家のムードメーカーとして過ごしてきたため、もめ事を避けて楽しく過ごしたいと願っています。表面的には腹を立てたり声を荒らげたりすることはない反面、イヤなことはイヤと拒否し続ける、がんこな一面もあります。
家族の“要保護対象”として育ってきた経緯から、甘やかされ、守られることに慣れています。人からの愛情も素直に受け入れますし、他人を脅かそうという発想がないのも特徴です。
人生で最も重要なのはラクをして陽気に過ごすこと。楽しく過ごせるなら、多少モラルを破っても構わないと考えています。
末子のもう一つの行動理念が「損得勘定」。「きっと誰かがなんとかしてくれるだろう」という強い信念もあります。
決断や責任を避け、のらりくらりとかわし続けるくせに、自分の得にならないことはしたがらない末子は、ときとして、話にならないほど面倒な相手。彼らを動かそうと思ったら、交換条件をちらつかせて現実的に交渉するしかありません。
末子にはこのひとことでうまくいく!!
1 褒めるとき:すごい!
子どもの頃から愛想よく、要領よくものごとをこなしてきた末子は、褒められ慣れてるし、褒められるのが大好き。凝った言い回しは不要で「すごい!」「頭いい!」「うまい!」など、どんな言葉でもそこそこ刺さります。ノリと勢いで褒めてあげるといいでしょう。逆に言うと、それでやる気を出したり、謙遜したりはしません。「まあね」と増長することもしばしばなので、それほど効果は期待せず、あいさつ代わりに褒めておくぐらいがいいでしょう。
2 叱るとき:次から気をつけて
叱られても萎縮するか、開き直るかだけで、行動の変化にはつながらない末子。そんな彼らに刺さるのが「次から気をつけて」というフレーズ。「この失敗をムダにするなよ」「経験の中で学べ」など、彼らの要領主義・功利主義を刺激するのです。ガツンと言ってやりたい気持ちはわかりますが、効果は一時的なもの。むしろ“ 起きてしまったことは仕方がない”という物わかりのいいスタンスで接したほうが、彼らとしても聞く耳を持つはずです。
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