したたかな「末っ子」に効く口説き文句は何か

「生まれ順」を意識すれば、人間関係が円滑に

その結果、末子には長子のような、しっかりしなくちゃという責任感やプライドは生まれません。培われるのは、みんなを笑顔にしようというサービス精神と、もめ事を避け、ノリや雰囲気を大事にする社交性だけなのです。

したたかで要領がよく他力本願が信条

そんなムードメーカーな末子ですが、いっぽうで、したたかで要領が良く世渡り上手という一面があります。多くの親が「下の子は手がかからなかった」と振り返るように、末子は親から厳しく言われなくても、自然とマナーを身につけ、“いい子”に育ちます。というのも、生まれたときから長子というお手本がいるから。

あるときは褒められている長子のマネをして、あるときは叱られている長子を反面教師にして、ひたすら親の歓心を買う。そうでもしなければ、体の大きい長子には勝てない。それが「生まれながらの“下”」である、彼らなりの生存戦略なのです。

先行するロールモデルのいいとこ取りをしてきた末子は、大人になってからも、要領が人一倍いいのが特徴。学習能力も高く、なんでも上手にこなす器用さを持ち合わせています。それが逆に、ずる賢い印象を与えることも。なにかにつけてムダを嫌いますし、損得を計算しすぎる傾向があります。

末子たちが口をそろえるのは、「きっと誰かがなんとかしてくれる」という他力本願な信念。小さい頃から面倒なことは親や長子が担ってきてくれた。自分はいつでもおこぼれ、お下がりの人生。自分がしゃしゃり出てもいいことはないし、結果がどんなものであれ、文句を言わず受け入れる……。そんな、あきらめとも達観ともつかない気持ちを抱えて生きています。

いつもピリピリとしている長子を「大変そう」と横目に見ながら、楽しい毎日を謳歌しようとする吟遊詩人、それが末子の本性です。

相性がいいのは末子同士、一人っ子にはイライラすることも

末子にとって、最も相性がいいのは同じ末子。要領がいい性格が似ている中間子ともうまくいきますし、真逆の性格である長子とも補い合える可能性が。ところが一人っ子にはイライラさせられることが多そうです。

末子同士は気が合うし、効率主義という発想も同じ。友人として和気あいあいと遊ぶこともできるし、楽しく交際した後、明るい家庭を築くこともできるでしょう。

ただし、末子同士で仕事するのは要注意。末子お得意の「誰かがなんとかしてくれる」が発揮され、誰も舵をとらず、宙ぶらりんになったまま一向に仕事が進まなくなる危険性があります。

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