したたかな「末っ子」に効く口説き文句は何か 「生まれ順」を意識すれば、人間関係が円滑に
サービス精神と社交性にあふれた「アイドル」
いちばん下のきょうだい、末子は家庭内における「アイドル」的存在。幼い頃はもちろん、大人になってからも家族みんなにかわいがられ、かまわれ、いじられる存在です。
末子とはそもそも、長子がすでにいる家庭に生まれ落ちます。もうその時点で、親から100%の愛情は注がれない運命なわけですが、決して愛されないわけではなく、長子とは違った愛の形を享受することになります。
一人目は慣れないことばかりで、厳しくしつけ過ぎたかもしれない。だから下の子ぐらいは存分に甘やかしたい……。そう考えた親は、まるで孫やペットをかわいがるかのように、無責任にちやほやするのです。親としての経験を積み余裕も出てくるので、適度に手を抜くことも覚えてきます。そののんびり加減が末子自身にも伝わります。
そうやって愛玩される末子たち自身も、アイドルとしての自覚があります。たとえば、ある友人の息子(末子)は中学生とは思えないぐらい、うぶで幼く、「まだまだ赤ちゃんだな」と親戚中にかわいがられています。彼自身、幼く振る舞ったほうが、周囲が喜ぶとわかってやっているふしがあります(意識してか無意識かはわかりませんが)。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら