したたかな「末っ子」に効く口説き文句は何か 「生まれ順」を意識すれば、人間関係が円滑に
3 謝るとき:代わりに○○させて
末子に謝るときに効果的なのは、具体的な“埋め合わせ”を提案することです。「ほんとごめん、明日の残業代わるね」「お詫びにランチごちそうさせて」などささいなことで構いません。彼らが欲しいのは反省の姿勢ではなく“慰謝料”なのです。「本当にごめんなさい、反省してます」と何度も謝られて場の雰囲気が暗くなるくらいなら、いっそ謝らなくていい、その分見返りをちょうだい、という極めてドライな思考の持ち主なのです。
4 慰めるとき:大丈夫
ションボリと落ち込んでいる末子を慰めるのに有効なフレーズは「大丈夫」「きっとなんとかなるよ」といった、根拠のない励ましです。根は能天気な末子のことですから「……だよね!」「そうかな! うん、なんか元気になってきた」とすぐ元気を取り戻すことでしょう。基本、他力本願ではあるのですが、「根拠はあるの?」「無責任なこと言わないでよね」などと面倒なことは言いません。あくまでその場のノリで納得してくれるので、安心です。
5 誘うとき:○○があるよ
目の前にエサをぶら下げられると弱いのが末子。「飲み放題だよ」「料理おいしいらしいよ」「イケメンが来るよ」など、参加するメリットを提示されると俄然、意欲がかきたてられます。いっぽう「あなたが来ないと始まらない」などは逆効果。「いやいや、待たれても困るし」「先に始めててよ」が末子の本音。持ち上げられるのは不慣れで、むしろ軽んじてもらったほうがラク。おいしいところだけ持って行きたいのが末子のポリシーなのです。
6 口説くとき:付き合ったら楽しいよ
楽しさと気楽さをこよなく愛する末子は、口説かれるときも軽やかさを求めます。「付き合ったら」という仮定の話なので、シリアスさはゼロ。しかも、「楽しい」というメリットも提示しているという、じつに末子向きのフレーズです。居心地の良さに弱いのも末子の特徴なので、友達からスタートし、スルリとふところに飛び込むといいでしょう。その分、気楽に振られてしまうかもしれませんが、気まずくならないよう気を遣ってくれるはずです。
末っ子のやる気を引き出すには?
7 頼むとき:これが終われば○○だよ
末子のやる気を引き出すのに最も効果的なのは「ごほうび」です。「この仕事が終わったら、飲みに行こう」「キリがいいところまでやったら、おやつにしよう」など、鼻先にニンジンをぶら下げるとおもしろいほどがんばります。「成長できるから」「助けてくれたら恩に着る」といった精神論への反応はイマイチ。明日の成長よりも、今日のごほうび。義理人情に訴えるより、好物でも差し入れしたほうがよほど張り切るはずです。
8 断るとき:また今度ぜひ
末子からの誘いや依頼を断る際には、「また今度ぜひ!」と、明るく前向きなトーンを忘れないように。「断るならサクッと断ってほしい」と願う末子に対しては、最後にポジティブなひと言を付け加えればOK。「本当は行きたいんだけど……」などはっきりしない回答は重たいし面倒。また、丁寧に断ろうと思うあまり、「誠に申し訳ありません」など大仰な対応にならないようにも注意。長子とは逆に“親しき仲はなぁなぁに”が末子の信条です。
頭ではわかっていても、なかなか納得することのできない「人づきあいの真髄」に気づくことのできる奥深いテーマ、それが「生まれ順」なのです。この記事を通じて、あなたの日々の人間関係が少しでもスムーズになることを心から祈っています!
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