今年の目標がいつも達成できない人の共通点

そもそも挑む山が高すぎませんか?

私はこうアドバイスしている。

「いったん高すぎる目標は脇に置き、すぐできる『目標』を持ってほしい。毎日、達成できるような簡単な目標でいいのです」

なかなか動き出せず、目標を目指す気持ちを失ってしまうのは、高い目標を掲げてしまうからである。

だが、会社から与えられるノルマは、

「今月300万円の売り上げを稼ぐ」

「売り上げを30%アップする」

といったように高い目標がほとんどだ。

こうした目標を掲げているかぎり、「何をしていいのかわからない」「だから動けない」という状態は変わらない。一刻も早く目標を下げたほうがいい。

どんな目標でもかまわない。いや、簡単にできることのほうがいいのである。「アポを10件取る」ではなく「アポを10件探す」、「資料を作成する」ではなく「資料の概要をメモする」といった具合だ。

なぜなら、「達成する回数を増やすこと」が何よりも大事だからである。どんなに小さな目標であっても、やりきると達成感を得られるようになる。これを繰り返す。私の場合、多いときは1日に30回以上達成し、その都度、達成感を味わった。

まるで貯金するかのように達成感を経験していくと、驚くほど自信がついて「達成するのが当たり前」という感覚が身に付くからだ。

いつも目標を達成する人は、無意識にこの経験を積んでいる。

「高い目標」と「低い目標」を持つ

一方、目標を安易に下げてしまうと、本来の目標を達成できないのではないか、と不安になる人もいるかもしれない。

資格試験であれば「合格」という目標から、営業であれば「ノルマ達成」という目標から遠ざかってしまうのではないかと……。大丈夫、心配することはない。いずれは必ず、こうした高い目標を達成できるようになるはずだ。

要は「最終目標」を見失わなければ良いのである。「合格」あるいは「ノルマ達成」という最終目標と、日々の目標とをひも付けしておけば良い。

ここで私がお勧めしたいのは目標を2つ持つことだ。それは「最高目標」と「最低目標」である。

「最高目標」とは、「売り上げ1000万円」「試験合格」「昇進/昇格」といった、結果を示す目標を指す。会社から与えられるノルマもこれに類する。多くの場合、第三者に設定され、自分でコントロールできない目標であることが多い。

一方、「最低目標」とは、自分一人で完結できる粒度に落とし込んだ目標のこと。あいまいになりがちな行動をコントロール可能なタスクに落とし込むために設定する。

次ページ自分一人でできる動作にまで落とし込む
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