入社3年目が仕掛けた「暗闇バイク」の舞台裏 社員満足度経営が最強の戦略だ
「暗闇バイクエクササイズ」の革命は入社3年目の青年
弊社で今、最も勢いのある「FEELCYCLE」事業を立ち上げたのは、今から5年前の2012年のこと。責任者の橋本英治は、当時まだ30代、入社3年目の青年でした。
「FEELCYCLE」は、立ち上げ直後こそ少し伸び悩みましたが、すぐに成長軌道に乗り、2016年10月には、株式会社FEEL CONNECTIONとしてベンチャーバンクから分社、独立しました。
この結果、事業を立ち上げた橋本は入社から6年あまりで、社長に就任することとなったのです。
入社3年目の青年が、事業を立ち上げ、その後、数年で、社長になる……。
実はこのことこそが、私たちベンチャーバンクという会社が目指す、ひとつの「理想形」でした。
というのも、ベンチャーバンクという会社は、社員の一人ひとりが発案した、新規事業という「卵」を大切にかえし、一人前になるまで育て上げることをミッションに据えた「インキュベーションカンパニー」だからです。
ベンチャーバンクは、今述べた暗闇バイクエクササイズ事業を展開する株式会社FEEL CONNECTIONを含む5つの会社からなるグループ企業です。社員数は4913名。業績は、2017年3月期が売上369億円、利益83億円(税引前当期純利益。以下同)、2018年3月期の予想は売上487億円、利益97億円と、この数年はずっと、右肩上がりの成長を続けています。
しかし、ほんの10年前の弊社はさまざまな問題を抱え、2009年には全役員を解任するという苦しい決断に迫られるほどでした。「FEELCYCLE」は、その苦境から再スタートを切った私たちにとって、自分たちの理念を体現する、象徴的な事業だったのです。
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