「西郷どん」はボスマネジメントに失敗した

大久保利通との差には理由があった

幕末から明治維新にかけて活躍した西郷隆盛(写真:のびー / PIXTA)

新たなNHKの大河ドラマがスタートすると、新年が来たことを感じます。昨年は戦国時代の物語でしたが、今年は幕末の薩摩(鹿児島県)が生んだ偉人・西郷隆盛を主人公にした「西郷(せご)どん」です。

極貧の下級武士にすぎなかった素朴な主人公西郷が、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき革命家として覚醒。勇気と実行力で時代を切り開いたリーダーとして描かれていく物語になるようです。

城主へのボスマネジメントに注目

この連載の一覧はこちら

筆者は大河ドラマを欠かさず見ていますが、物語から仕事で役立つ教訓を得る機会がたくさんありました。

一昨年に放映された「真田丸」では変化の激しい戦国時代を生き抜くための柔軟さ。あるいは、過去のドラマから勇気や決断力など「リーダーとして大事なことだよな……」と痛感したことがたくさんありました。

今年の「西郷どん」では西郷隆盛(以後は西郷氏)と同郷の後輩・大久保利通(同、大久保氏)による城主へのボスマネジメントに注目しています。

ボスマネジメントとは、部下が自分の仕事がしやすいように(上司を)コントロールして、積極的に後押ししてくれるような状況をつくりあげること。これからの時代にとても重要なテーマになると思います。過去にも同様のテーマで書かせていただいたことがありますが、当時との時代の変化も踏まえて、みなさんと考えてみたいと思います。

次ページ西郷氏と大久保氏、2人が活躍した時期の違い
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 日本野球の今そこにある危機
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「満足度No.1」は本当か<br>英語コーチング広告で紛糾

近年急拡大し伸び盛りの英語コーチング業界が広告・宣伝のあり方をめぐって真っ二つに割れています。大手プログリットの広告に対し、同業他社が猛反発。根拠薄弱な宣伝文句が飛び交う、ネット広告の構造問題に迫ります。

東洋経済education×ICT