コート姿がカッコ悪い人とカッコいい人の差

意外と知らないビジネスシーンの最適解

週末専用のアウターコートに比べ、ビジネスジャケットに羽織るオーバーコートは、以下2つの条件を満たしています。ひとつは、ジャケットが完全に隠れるコート丈であること。もうひとつは、コートの中でジャケットの袖が詰まらないことです。

どんなにスタイリッシュな細身のデザインであっても、合わせたジャケットがシワになってしまうアウターコートでは、ビジネスファッションとして成立しません。だからこそ、オーバーコートの役割を果たすタイプを選びます。では一体、どんなデザインが選択肢に挙がるのでしょうか?

デザインは襟型と質感の掛け算

オーバーコートのデザインは、襟型と質感で9割決まります。たとえば、ここ数年で定番化したチェスターコート。ジャケットと同じく開襟を特徴としたこの型は、ウールやカシミヤなど天然素材でフェルトの質感が基本形です。また、軍服の上に羽織ったことをルーツとするトレンチコートは、レインコート同様、生地を薄くする代わりに熱を逃がさない技術繊維を活用したテック素材が基本形です。

一方、天然素材・テック素材どちらも基本形とするステンカラーコート。後ろ襟が高く、前襟は低く折り返す形を特徴とするこのデザインは、どちらの素材も見掛ける機会が多く、ここから派生した襟型デザインも多々あります。立ち襟のスタンドカラーコートやスナップボタンで襟を折り返したナポレオンカラー、これらはステンカラーコートの派生形だと私は見ています。

このように、ビジネスコートの定番は数多くありますが、いずれのデザインを選んでも構いません。似合うコートを選ぶうえで最も重要なこと、それはデザインより着丈だからです。

・身長別ビジネスコートの最適丈

コートの着丈は膝を起点に分類されます。ロングコートは膝より長い丈感、ショートコートは膝より短い丈感です。そして、身長に合わせてコートの最適丈が変わります。身長170センチ未満の方は、ロングよりショートコートが似合います。身長に対して長すぎるコート丈では、足が隠れる面積が増えアンバランスに見えるからです。

特に、身長165センチ以下の方には「フィンガーチップ」と呼ばれるショート丈をお薦めしています。中指の指先に位置するフィンガーチップ丈は、ショートコートの中でも着丈が短いオーバーコートです。一方、身長175センチ以上の方は、膝丈程度からロング丈が似合います。

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