本当にそういったことをしたいのであれば、他人がO.Tさんの話を聞きたいと思えるような実績と考えを自らの経験を通じて蓄積していかなければいけません。
そのためにはもっと悩んで、もっと苦悶して、もっと努力して、その結果としてご自身がご自身に対して自信を持てるレベルに到達することが必須です。
自分自身の問題を解決できない人の話なんて誰も聞きたくはありませんよね? そんな人に相談したいとは誰も思いませんよね?
会社の実績や上司のレベルなどは、ご自身の経験を構築するうえでさほど大きな問題ではありません。いや、むしろ環境が悪いからこそ、人は成長できるのです。
実際に私自身は、文字どおり何もなかった小さな会社でやってきたからこそ、そして何も教えてくれない、いや、もっと言うと、「何もしない、いい上司」に恵まれたからこそ今の自分がいるのだと考えています。
環境が悪くても成功するためには、工夫が必要
問題解決の方法も、仕事のやり方も、他人とのコミュニケーションの取り方も全部自分で考えて工夫して、自分の経験としてきました。そしてその経験が、現在の私を形成しているのです。
要は自分自身がしっかりとしていれば、周りの環境いかんによらず成長もできるし、他人にアドバイスをできるような力強い経験を積めるものです。
環境がよければ誰でも成功できます。一方で、環境が悪くても成功できるのは一握りです。
環境が悪くても成功するためには、工夫が必要です。そしてその工夫が自分自身への自信と個性になり、その自信と個性が、迫力のある言葉へとなり、他人に対する説得力になるのです。
説得力とはすなわち、他人がその人の話を聞きたいと思えるような魅力のことです。逆境は人を創るといいますが、これは事実です。そういった環境であるがゆえに、強い自分が形成される土壌が整っているともいえます。
反対に、そういった逆境を理由に何もしないようでは、つまり他責のままでは他人に対する説得力はおろか、自分自身に対する自信も生まれようがありません。
自分自身に対する自信がない人の話なんて、誰も聞きませんよね。
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