40歳の明暗を分ける“運”を管理せよ
ブラック人材もホワイト人材も、”運”に翻弄されすぎ?

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ホームパーティという必殺技

ムーギー:結局40代になると、「出される」リスクに対しては、「自分から出る」というオプションで対抗せえ、ということなんですかね。たくましい中国人の話とも共通するけれど、出されるリスクがあるのだから、いつでも出られるように、ほかの会社に行く準備なり、もしくは自分で独立する準備なり、ネットワークなり準備しておく。

インベストメントバンクの連中とかでも、確かにクビになっても平気な人っているんですよ。彼らは転職するたびにつねに給料が1.3倍ぐらいになっている。なぜかというと、そういう人は土曜日とか木曜日とかによくホームパーティをやるんです。そしてそれに業界中の友達を呼ぶ。それで仲良くなっといたら、何かあったときに、声をかけてもらえるじゃないですか。だからネットワークが肝心な金融の世界において、「俺は人とつるむのが嫌いだ」とか「ひとりで過ごすのが好きやから」とか言ってる人は、ダウンサイドリスクが大きいことに気づかなくちゃいけない。

これもまた「いい仕事さえしたら、お天道様は見ていてくれる」世界と一緒。お天道様は見てくれないんだから、自分でさんざん売り込んで、周りの人に「俺はこんなバリューがあるよ」と知らせて、自分のディストリビューションチャネル(販売経路)であるネットワークをつねに築いておかないと、結局、自分のスキルや労働力を買ってくれるマーケットを作るしかない。マーケットはあるんじゃなくて、作るものなんですよ。

城さん、もう時間らしいです。本日はありがとうございました。私は今から、“グローバルエリートは見た!”の講演会が90分あって、その後、本当に開催される“グローバルエリート恋のから騒ぎ”でまた90分話すことになっていますので、よかったらご一緒ください。今日は8時間しゃべりっぱなしで、レッドブル5本目です。城さん、本日はお忙しいところお時間いただき、重ね重ねありがとうございました。次回の来日時もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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