「ブラジル」の真実をどれだけ知っていますか 蘊蓄100章で総ざらいする地球の裏側

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41. クリティバはヨーロッパ系移民が多く、南米で一番整備された清潔な都会として知られる

42. ペルナンブーコ州にあるオリンダ市は16世紀につくられた歴史ある街。石畳と色とりどりのコロニアル建築が並ぶ歴史地区はユネスコに文化遺産として登録

43. オリンダは、ポルトガル語の"Ó,linda!"(なんと、美しい)。植民地建設を始めたポルトガル人が、オリンダの丘からの眺めを見て、"Ó, linda!"と叫んだことが由来

44. サンタ・カタリーナ州の山岳地帯では、冬になると積雪も。とくに州の最南、標高1353mのサン・ジョアキン市周辺は降雪量が多く、最低気温が-10℃にもなる

45. ブラジル北部のアマゾン川流域は世界の熱帯雨林の3分の1を占める

46. アマゾン川は長さ6516kmの世界第2位の大河

47. アマゾン川観光の見所はネグロ川とソリモンエス川の合流点エンコントロ・ダス・アガス。ふたつの川は比重の違いで水が混ざり合わず神秘的な色を呈する

48. イグアスの滝は世界三大瀑布のなかでも最大の水量。約4km、落差80mの間に大小約300の滝が連なる

49. 1986年にユネスコの世界遺産に登録され、現在は、ブラジル側17万ヘクタール、アルゼンチン側22万5000ヘクタールが国立公園になっている

国技はサッカーではなく、カポエイラ

50. ブラジルの国技はサッカーではなく、カポエイラ

51. カポエイラは奴隷たちがダンスのふりをして修練した格闘技といわれ、ユネスコ無形文化遺産に登録されている

52. ブラジルのカーニバル(謝肉祭)は各地域で独自の催しが展開される全国的イベントで、その2日間は祝日となる

53. とくにリオデジャネイロ、サルバドール、オリンダのカーニバルは「ブラジル3大カーニバル」と呼ばれる

ブラジルは、世界一のコーヒー生産国(撮影:大澤 誠)

54. ブラジルは150年間世界一のコーヒー生産国である

55. 温暖で霜害が少なく、新たな灌漑設備や栽培技術の導入などにより高品質のコーヒーが多く生産されている

56. ブラジルの年間のコーヒー豆生産量は約280万トン。ベトナム約140万トン、コロンビア約70万トン(2014年調査)

57. 現在ブラジルで60億本のコーヒーの木が栽培される

58. ブラジルはコーヒー消費量でも米国に次いで世界2位

59. サンパウロ市では月に46億杯のコーヒーが飲まれる

60. ブラジル人はかなりの甘党で、エスプレッソのコーヒーに砂糖を大量に入れて飲む習慣がある

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