21. 当初、カブラルは到達した地を「ヴェラクルス(真の十字架)」と名づけた
22. やがて赤色染料の原料となる木「パウ・ブラジル」の輸出が盛んになったことから、この地域が「ブラジル」と呼ばれ始めた。これが国名の由来
23. カブラルが到達した16世紀初頭、ブラジルには「インディオ」と呼ばれる先住民がおよそ300万人存在していた
24. インディオたちの先祖は、最後の氷期の1万2000年前頃にシベリア付近からベーリング海峡を渡ってきたモンゴロイド系の狩人たちと考えられている
25. 1549年に初代総督としてトメ・デ・ソーザが着任し、サルバドールにブラジル最初の首都が置かれた
26. 1693年にミナスジェライスで金脈が発見されると、経済の中心を担うようになったリオデジャネイロが1763年に首都となる
27. 1808年にナポレオン軍がポルトガルに侵攻した際には、ポルトガル王室はブラジルに遷都した
28. 王家が本国に帰還後、ブラジルに摂政として残った王位継承者のドン・ペドロにより1822年9月7日、ポルトガルからの独立宣言が成し遂げられた
29. 独立後の王制から、奴隷制の廃止などを背景とした軍部クーデターにより1889年には共和制に移行。1891年にブラジル連邦共和国が成立した
30. ブラジルの首都は1960年4月、リオデジャネイロからブラジリアに遷都された
「50年の進歩を5年で」というスローガンの下
31. ブラジリアは、ブラジル中央高原の標高1100mの荒野に新首都を建設するユートピア構想により「50年の進歩を5年で」というスローガンのもと建設が開始された。世界でも稀に見る「過去をもたない首都」といわれる
32. ブラジリアは1987年にユネスコ世界遺産に登録。建設から40年未満であり歴史的建造物をもたない都市として当時異例のことだった
33. ブラジルにある世界遺産は21カ所で、世界遺産国別登録数ランキングでは日本と並んで12位(2017年現在)
34. ブラジリア初期の主要建築物はオスカー・ニーマイヤーが手がけ、大統領官邸や国会議事堂、国立美術館、大聖堂など圧巻の景観を呈する
35. サンパウロは人口約1500万人、ブラジル全人口の8%が集中する南米最大の都市。国民総生産の50%を生み、ブラジル経済の中心として機能
36. リオデジャネイロはブラジル独立、ヨーロッパ芸術の上陸、ボサノヴァ音楽発祥の地と、常に歴史の桧舞台になってきた都市で、人口700万超のブラジル第2の都市
37. 世界3大美港のひとつと讃えられるグアナバラ湾などで知られる国際観光都市としても知られる
38. コルコバードのキリスト像は高さ38m。ポルトガルからの独立100周年記念に建てられ、完成したのは1931年
39. サントスはコーヒーの輸出港として発展した、ブラジル最大の貿易港を擁する都市。日本からの移民が初めてブラジルの土を踏んだ地
40. マナウスはアマゾン観光の中心地として知られる人口200万人超の大都市。天然ゴム産地として発展した
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