要注意会社はココで見抜け! 東洋経済独自算出-破綻危険度スコア

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要注意会社はココで見抜け! 東洋経済独自算出-破綻危険度スコア

東洋経済では、企業の財務数値をもとに破綻の危険度を判別する「Z値」を算出しており、その値を元に破綻危険度評価を行っている。Z値は正負の値を取り、基本的に値のマイナスが大きい方が危険度が高いと判定する。過去の倒産企業の場合、9割が直近決算のZ値がマイナスを取っていた。

ここでは、一般事業会社を対象に、Z値が、直近決算期(2007年7月期以降08年6月期)とその1期前の2期連続してマイナス2以下と低い企業(Z値の低い順から4.8%分に相当)を抽出、業種別、コード順に掲載した。Z値は、値そのものに加え、傾向も重要で、同じ値でも悪化している場合はより注意が必要だ。「傾向」欄の▼は、1期前に比べてZ値が悪化したことを示している(△は改善)。

Z値は、株主持分比率、売上高営業利益率、デットキャパシティレシオなど収益性や財務余力、資金繰りなどの状態を表す7つの財務分析指標を用いて、判別分析の手法で算出するもの。判別分析は、企業の信用力をスコア化したり、破綻確率を判別したりするのに用いられる一般的な統計分析手法だ。

なお、債務超過や財務データが不足しているなど算出不能な企業は集計の対象としていない。また、Z値は業種によってバラつきもあるため、業種名の横にその業種の平均のZ値を掲載した。平均値が高い業種にもかかわらずZ値が低い企業は一段の注意が必要だ。

小社刊「会社四季報プロ500」2008年秋号では、主要2000社について、Z値を元にした破綻危険度を5段階評価で評価しているので、こちらも参考頂きたい。

■業種別 Z値の低い会社一覧


(株価は9月16日、市場は主要な上場市場)
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