トランプ・アジア歴訪で喜んだ国、戸惑った国

アジアの指導者のうち少なくとも2人は満足

 11月14日、米大統領としてこの四半世紀以上で最も長いアジア歴訪を終えたトランプ氏(左)は、フィリピン首都マニラを大統領専用機で後にしたが、今回の訪問を、アジア各国はどのように受け止めたのか。写真右は、中国の習近平国家主席。北京で9日撮影(2017年 ロイター/Damir Sagolj)

[マニラ 14日 ロイター] - 米大統領としてこの四半世紀以上で最も長いアジア歴訪を終えたトランプ氏は14日、フィリピン首都マニラを大統領専用機で後にした。この訪問で、アジアの指導者少なくとも2人は、満足感にひたる十分な理由がある。

東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が開催されたフィリピンで、トランプ氏は、ドゥテルテ比大統領と「偉大な関係」にあると語った。わずか1年前、ドゥテルテ氏は、自身が推し進める麻薬撲滅運動を非難する当時のオバマ米大統領を汚い言葉でののしっていた。

フン・セン首相と握手

トランプ大統領はまた、カンボジアの独裁的指導者フン・セン首相と握手を交わし、親指を立てるしぐさを見せた。同首相はトランプ大統領について、自国利益を最優先するよう各国に説く同志だと称賛した。

「あなたは私にとって偉大な人だ」と、フン・セン首相は東南アジア諸国の指導者が出席する会合でトランプ大統領にこう語りかけた。

そして、同大統領の「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」政策について言及した。「他国の独立と主権という点において、自身の新しい政策に従って行動すれば、米国は多くの友人を得ることになり、あなたは大いに尊敬され愛される、とお伝えしたい」

しかし、他のアジア指導者にとっては、トランプ氏の独自路線は、程度の差こそあれ、多国間主義や民主主義、そして人権の主唱者だった歴代の米国大統領とは一線を画すものであり、少なからず戸惑いを覚えたに違いない。

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