ジェネラルパーパス・テクノロジー 日本の停滞を打破する究極手段 野口悠紀雄・遠藤諭著

ジェネラルパーパス・テクノロジー 日本の停滞を打破する究極手段 野口悠紀雄・遠藤諭著

日本経済の停滞の最も本質的な原因は、新しい「ジェネラルパーパス・テクノロジー=汎用技術」であるITの利益を享受できないためだ。日本社会に不適合があり、社会組織の大きな変革がないとネガティブな効果さえもたらしてしまう。

ITは、集中型情報処理、恐竜型巨大組織、巨大企業による垂直分業よりも、分散型情報システム、動きの速い組織、専門化した企業群の水平分業による優位性を加速させている。従来の意思決定の遅い「日本型組織」やおもちゃのような電子政府での取り組みには限界がある。

この現状を変えるには、ITの持つ「汎用性」の力を認識し、社会とビジネスのあらゆる場面で利用を考える抜本的な意識改革が必要だ。

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先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。