これによると、平均初婚年齢の30代で見ても、男性の5割、女性の4割は結婚に対して後ろ向き、つまり「結婚したくない」と回答しました。これは、出生動向調査の結果とほぼ合致します。
年代別に見ると、結婚に前向きなのは20代男性60%、30代男性50%、40代男性39%、50代男性29%、20代女性72%、30代女性58%、40代女性34%、50代女性18%ということになります。
特に、40代を見ていただきたいのですが、男性より女性のほうが極端に結婚意欲が消失していることが見て取れます。40代で「結婚しない/あきらめた」という割合は、男性で24.5%、女性で26.0%と女性のほうが上回っています。
生涯未婚率とは50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人の割合ですが、40代男女はその対象となる予備軍です。2035年には生涯未婚率が男性30%、女性20%近くになると推計されていますが、このままいくと女性の生涯未婚率はもっと高まるのではないかと思われます。
年収と結婚意思の関係は?
「結婚はしたいけど収入の面でできないのだ」。そんな声もあります。今回さらに、結婚意思と年収との関係性を明らかにするクロス集計をしてみました。対象は、1都3県の20~50代ソロ男・ソロ女約5000人です。
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