独身を追い詰める「悪意なき結婚圧力」の正体

男性への「ソロハラ」は過小に扱われすぎだ!

「結婚しないの?」「結婚はいいものだよ」として独身者を追い詰めるソロハラ。厄介なのは、彼らが善意で結婚を押し付けていることです(写真: タカス / PIXTA)

全体的に未婚率が上昇したことに伴い、職場においても男女とも未婚の独身者比率が高まっています。そんな中、増えているのが独身者に対するハラスメントです。

ハラスメントとは、直訳すれば「嫌がらせ」という意味で、「他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること」。代表的なところでは、性的な発言や行動によるセクシャルハラスメント(セクハラ)、職場で職務上の地位や優位性を背景に業務の範囲を超えた肉体的、精神的苦痛を与えるパワーハラスメント(パワハラ)、妊娠、出産、育児に関するマタニティハラスメント(マタハラ)などがあります。

結婚しない男女を痛めつける「ソロハラ」の実態

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そして今回取り上げたいのは、結婚しない男女に対するソロハラスメント、略して「ソロハラ」です。もちろん、なんでもかんでも「○○ハラ」扱いにして、言葉だけが次々と生まれてくる状況に対する批判もあるでしょう。しかし、ソロハラには、結婚する・しないの問題を超えて、「ソロで生きる」という個人の生き方そのものを否定しかねない問題をはらんでいます。そういう意味も込めて、あえて「ソロハラ」という言葉を使用します。

かつて、ソロハラの対象(被害者)は、その多くが女性でした。それこそ高度経済成長期には、適齢期の女性社員に対して男性上司が「そろそろ結婚しないのか」「彼氏いないのか」なんて声をかける風景は日常的なものでした。それでも未婚のままでいると、今度は「なんで結婚しないの?」という追及的な質問に変わり、果てには「結婚というものはいいもんだぞ~」「人というのは、結婚して、子どもを育ててこそ一人前なんだぞ」という飲みの席での説教に変わっていきます。そして、見過ごされがちですが男性に対する同様の言動も存在します。

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