「仕事の細部」でバレる!デキない人の3欠点 「資料作り」が典型的!…あなたは大丈夫?

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これまで、「細部へのこだわりの大切さ」について、下から目線で謙虚に語ってきた「グローバルエリート」。

しかし何を隠そう、「細部へのこだわり」が、細部すぎて誰にも気づかれず、「自己満足という二流の暗闇」に転落済みなのが、この恥ずべき「自称・グローバルエリート」である、私なのだ。

「渾身のこだわり」が誰にも気づかれず…

実は『最強の働き方』のカバー裏には、「この本が100万部突破したときの授賞式で話す予定のスピーチ原稿」が書かれている。

なんと、本のカバーの裏に秘密コラムが……(写真:尾形 文繁)

これは、私が昔、偉人の伝記物語を読んで、ベーブ・ルースが「予告ホームラン」を見事に実現したことにインスピレーションを得てやったことだ。誰も目にしない本のカバー裏にまで渾身の原稿を書いているのが、まさに「一流」のグローバルエリート渾身の「細部へのこだわり」なのである。

しかし、カバー裏など、普段は誰もめくって確認していないので、いつまでたっても読者の皆さまどころか、流通業者さんも書店員さんも気づかず、「隠れすぎている残念な裏コラム」になってしまったのだ。

その結果、この渾身のこだわりをアピールするために、ついに自分の連載で大々的に紹介するという「禁じ手」を繰り出す羽目になってしまった「二流のグローバルエリート」。

さらには、「100万部は絶対に売れるはず」と意気込んだものの、現実は遠く及ばず20万部で止まってしまっているのだから、「身のほど知らず」な私は、二流では収まらず「三流のグローバルエリート」までに転落してしまったといわれても仕方ないであろう。

しかし、私のような細部にこだわりすぎて、それがまったく気づかれなかったような輩(やから)がこの世の中から消えうせないかぎり、この世から無駄な仕事はなくならないのである。

ぜひ皆様が働いている業界で、読者の皆さまが感じる「一流の仕事」ならではの「細部へのこだわり」の数々をこちらに報告してくださることを、祈念する次第である。

ムーギー・キム 『最強の働き方』『一流の育て方』著者

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Moogwi Kim

慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、大手コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当した後、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著)など。『最強の働き方』の感想は著者公式サイトまで。

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