少子化の一方で”大学全入時代”とされる昨今、大学の財政状況はどれだけ差がついているのだろうか――。
そもそも、大学がどの程度の収益(売り上げ)を稼いで、どの程度の資産を持っているのか、いまいちピンと来ない人も多いだろう。
求められるのは、規模に応じた収益
東洋経済では、臨時増刊号『本当に強い大学』を発売、その中で、「大学四季報」というページをつくり、各大学の財務状況を掲載してきている。また、当欄の8月11日配信の記事「『私立大学収入ランキング』トップ200法人」では、私立大学の収入(売上高)について紹介した。今回は国公立大学の年間収入について紹介していきたい。
国公立大学は、営利を目的としてはいないものの、収益を均衡させ、赤字にはならないように運営していく必要がある。各大学は規模に応じた収益を確保する必要があり、収益が細れば、教育の質を維持するのも難しくなってくる。今回のランキングによって、どの程度の収益規模で学校を運営しているのかが見えてくるだろう。
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