【ケース 2 :自分なりのおしゃれポイントを作ってアピール】
神奈川県内の高校に通うBさんは、学校一と自認するほど流行に敏感な人。今回のおしゃピクも彼女が学内で1番に始めたそうだ。彼女は、都心に近いという利点を最大限に利用したおしゃピクを楽しんでいる。
流行に敏感なBさんは、おしゃピクをやる場所を二子玉川にするだけでなく、そこで用いる食べ物にも流行のものをそろえた。マグノリアベーカリーやCINNABONといった見た目がかわいいスイーツ、アメリカ発のAUNTIE ANNE's のプレッツェルなどだ。
これらの食べ物はどれも若者の間ではおしゃれで「インスタ映え」する食べ物として有名だ。こういった若者の間で話題となっているものをおしゃピクに取り入れることで、はやりに乗っている自分、おしゃれなお店をたくさん知っている自分を、間接的にアピールしているのだ。
流行に乗ってただおしゃピクをするだけではなく、どこで、どんなものを持ち寄ってやるかという点でオリジナリティを出せる点も、彼らにとっては重要であるようだ。
小物も毎回違うものを用意
【ケース3:何度やっても楽しめる工夫】
都内の私立大学に通うCさんは、すでに5回以上おしゃピクをしている上級者だ。きっかけは「ニューヨークに旅行したとき、セントラルパークでのピクニックが楽しくて、インスタでの反応もよかったから」だと話す。それ以来、日本でもおしゃピクを楽しむようになった。
驚くのは、おしゃピクを行う季節などに合わせて飲食物はもちろん、レジャシートやお皿といった小物も毎回違うものを用意している点だ。
たとえば、春に実施したおしゃピクでは、桜が咲きかけていた時期だったこともあり、ピンクのシートやワインを用意して春の気分を味わったそうだ。また、地方に引っ越してしまう友達のことを思ってカップケーキを購入した際に「we’ll miss you」といったメッセージも入れてもらったという。
去年の夏に行った際には、レジャーシートなどを夏仕様に変えるだけでなく、皆で白い服装にそろえるなど、細部にまで気を配り、“オンリーワンの楽しみ方”をしている。毎回、インスタグラムに上げた写真には多くのいいね!やコメントがつくという。
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