太陽嵐が、金融マーケットをリセットする日 アメリカは1999年から「Xデー」に向け、準備済み

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問題はこうした「リーク」をそもそも報じたのが「インターネット・クロニクル」と題する謎のサイトであったという点にある。その存在自体に信憑性に大きな疑念があるとされているこのサイトには、さらに突っ込んだ記述がある:

●アメリカ政府が「2013年9月に巨大な太陽嵐が地球を襲う」ことを知るに至ったのは、未来に対する「透視」のできる多数の超能力者を集めて行った「スターゲート・プロジェクト」によってである。エドワード・スノーデンは「1995年に終了」となったはずのこのプロジェクトが現在でも行われており、アメリカ政府の手によって事実上、軟禁状態に置かれている超能力者の権利が蹂躙(じゅうりん)されていることを告発すべく、本件に関するリークを行った。

リスク・マネジメントとは、想定外の出来事に備えること

わが国のマスメディアにはひとつの不文律がある。とりわけ放送メディアの現場で事実上適用されている「鉄の規律」だ。それは「いまだ起きていないことについて憶測を報じ、社会に無用の混乱を巻き起こしてはならない」というものだ。このことは一見すると、もっともらしく思える。

だが、リスク・マネジメントとは「想定外の出来事に対して備える」からこそ可能なのである。「想定外の出来事」を“想定内”にしようと努力することなく、「すでに起きたことをうんぬんする」だけであっては、リスクを回避することができないのだ。

にもかかわらず、わが国のマスメディアはこの「鉄の規律」に縛られてしまっている。だからこそこの「太陽嵐」の問題は、「ロシアの声」のようにやや面白おかしそうな題名をつける形であっても、わが国において報じられることは、これまでまったくなかったのである。「それもそのはず、情報源がロシアであれば信じることはできない。しかも情報源がロシアに“亡命”し、本当に自由の身となったかわからない『犯罪者』エドワード・スノーデンだというのであるから、なおさら信頼などできない」

読者はきっとそう言うに違いない。何しろ事が「太陽嵐」「インテリジェンス情報」「ロシア」そして「超能力者の透視」といった、それ自体、訳のわからないことの塊のような事案であるだけに、そう思われても仕方ないという側面はある。だが、本当に「ただそれだけのこと」と片付けてしまってよいのだろうか。
この報道を目にして、私はふと、わが国における最大の機関投資家の幹部から聞いた話をとっさに思い出した。巨額の信託財産を運用している機関投資家のトップリーダーについての話だ。

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