太陽嵐が、金融マーケットをリセットする日 アメリカは1999年から「Xデー」に向け、準備済み

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陰陽師が行っていた「天文密奏」とは?

だがこれと同じような話を、実はわが国の歴史の中でも見つけることができるのを読者はご存じだろうか。いわゆる「陰陽師」だ。映画にもなった“安倍晴明”に代表される陰陽師も、また占い師のように普段は思われがちだが、天武朝の昔から整えられ始めた「陰陽道」を営む彼らは、今の言葉でいうと「天文学」と「地学」を修める学者のような存在であった。すなわち太陽や月、そして星々といった天体の様子を観察する一方で、草木や虫、さらには土地そのものの様子から、大地の異変を事前に察知する。そのことが「陰陽師」が果たす大切な役割だったのである。

そしてこの「陰陽師」が日食や月食といった当時の人々にとっては脅威であった天体現象がまもなく生じることを、ひそかに、そう、時の天皇に対してだけ事前に伝えるということが、わが国では古代から行われていたのである。これを「天文密奏」と言い、天皇たちにとっては統治のための大事な手段であったことが知られている。

なぜならば「陰陽師」たちから、自分だけにささやかれる天の異変について、あらかじめこれを予言することで、時の天皇たちはその卓越した超人ぶりを発揮することができたからである。やがて訪れる太陽や月をめぐる激変の中で、人々はあらかじめこれを予言した天皇のおそれ多さを口々に語り合い、その権威にひれ伏したというわけなのである。そう、世の東西を問わず「予言」とは昔から権力と隣り合わせのものなのである。

スノーデン元CIA職員がリークした、衝撃情報とは?

話を“現代”に戻す。「超能力者による“透視”」「天体、とりわけ太陽の劇的な変化」。実はこの2つをつなげる衝撃的な報道がこの8月以来、インターネット上で行われていることをご存じであろうか。しかも、国家安全保障局(NSA)の極秘盗聴プログラムの存在を暴露し、アメリカを激昂させたエドワード・スノーデン元CIA職員ともこの話は関係しているのだ。

具体的にいうと、報じたのはかつてのモスクワ放送、現在の「ロシアの声(Voice of Russia)」、8月11日のことだ。訳すと「エドワード・スノーデンに関する最大の皮肉:同人が破滅的で『避けることのできない太陽からの津波』に関する情報をリーク」というタイトルの、この記事のさわりをまとめるならばこうなる:

●エドワード・スノーデンがリークしたアメリカ政府の極秘文書の中に、「今年(2013年)9月に巨大な太陽嵐が地球を襲い、破滅的な事態が発生する」という情報が含まれている。

●それによれば、アメリカ政府はそうした巨大な太陽嵐の到来を1999年から察知しており、連邦緊急事態管理庁(FEMA)を筆頭とした当局はこれに備え、訓練を重ねてきた。

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