松坂投手の不振に思う、採用戦略のあり方 グローバルエリートが野球にまた参戦?

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 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
往年の輝きを失った松坂投手。高給を得て、ハングリー精神を喪失してしまったのか(写真:ロイター/アフロ)

「へー、あの松坂、インディアンズと契約されてFAになるんや。あれだけ鳴り物入りやったのに……。32歳言うたら、稼ぎ時の全盛期なはずやねけどな……」

松坂選手が、1軍に上がれないのを理由に契約解除を申し出、球団に受け入れられたのだが、実質的には「出て行ってくれ」というハナシである。

レッドソックスからも出ることを余儀なくされ、その次の“勤務先”も1年で出ることになった姿から、一時の栄華を見てきたわれわれはあらためて盛者必衰の理を知った。グローバルエリートの杞憂で終われば幸いだが、次のメッツ(本日夜、デトロイト・タイガース相手に先発する予定)でもどれだけもつか、心配である。

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