スイスの氷河から75年前に失踪した夫婦発見 40歳と37歳の夫婦がクレバスに転落していた

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[ジュネーブ 18日 ロイター] - スイスのアルプスで75年前に行方不明となった夫婦の遺体が、溶けだした氷河から発見された。

夫婦は1942年8月15日、南部バレー州シャンドラン上方の牧草地で牛に食事をさせていたところ、氷河の割れ目(クレバス)に落ちたとみられている。

夫(当時40歳)は靴職人、妻(37歳)は教師で、息子5人と娘2人を残している。現在79歳の末娘は「75年間待って、このニュース聞いてやっと落ち着いた」と語った。

バレー州警察によると、州の作業員が先週、スキー場のリフト付近の標高2615メートル地点で、一部が氷河の割れ目に埋もれた夫婦の遺体を発見。身元を特定できる書類を携帯していたという。

バレー州のアルプスや河川では、1925年以来この夫婦を含め280人が行方不明登録されている。州の法医学責任者は公共ラジオRTSに「氷河が縮小し続けていることから、今回のような発見がさらにあると予想される」と語った。

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