ネットショッピングで購入してくれた人に、「ありがとうございました」と、販売スタート後も配信を続け、感謝の気持ちを伝えることが何よりも大切です。この気持ちを忘れてしまっては、どんなに良い商品で、どんなに良いライブ配信をしたとしても、売れるわけがありません。
・ライブ通販番組の、在庫がある商品のよさを語るという臨機応変さ
・店頭販売の、店員から説明を受けたり疑問点を質問できる、情報コミュニケーション量
・EC販売の、全国どこからでも簡単に購入できる便利さ
すべてのメリットだけを集め、購入者(視聴者)とコミュニケーションが取れ、背中を押してあげることができる新しい販売の形。それが「ライブストリーミング×EC」なのです。
ライブストリーミング×ECのサービスが急増中
これからは「ライブストリーミング×EC」の時代だと私は確信しています。
現に中国では、去年の5月に「蘑菇街(モグジェ)」という女性向けファッションECモールが、「ライブストリーミング×EC」を導入し、UUが通常の10倍、売り上げが67.3%もアップしたり、人気配信者が2時間でなんと2000万元(約3億円)を売り上げたりと、驚異的な広がりを見せています。
日本でも「ライブストリーミング×EC」のサービスは今、どんどん増えています。
DeNAのライブストリーミングアプリ「SHOWROOM」が2016年9月に「ライブストリーミング×EC」のサービスを発表。海外で爆発的人気を誇り、日本でもどんどん伸びてきている「Live.me」も、2016年9月の日本上陸時からEC機能が付いています。
「ライブストリーミング×EC」専門のアプリ「Live Shop!」も2017年4月からサービスを開始。国内5000万ダウンロードを誇るフリマアプリ「メルカリ」も、7月6日より「メルカリチャンネル」というライブストリーミング機能をスタート。女性向け縦型メディア 「C CHANNEL」は7月14日、生配信ではありませんが、動画コマースを本格展開することを発表しています。
「Live Shop!」「C CHANNEL」はクローズプラットフォームで、独自のクオリティの高いコンテンツを作り、発信力のあるタレントや著名人が出演してお客さんに訴求しており、 見ていて楽しい、キラキラとした華やかな世界観というのが特徴です。
対して「メルカリ」「ツイキャス」は、中国最大とも言われているECサイト淘宝网(タオバオ)と同じくオープンプラットフォーム。一般の方も参加できるようになっています。 個人配信なので映像は華やかではありませんが、逆に「親近感」を得る事ができるというのが特徴です。