G20ハンブルクサミット、安倍首相は埋没?

「トランプvsメルケル」の構図が鮮明に

「今回の主役はあたしだから。安倍さんは出しゃばっちゃダメよ」とはメルケル首相は言わないだろうが、安倍首相はG20で 存在感を発揮できるか(写真:picture alliance/アフロ)

国民は安倍内閣に「胸焼け」がしてきた?

この連載の記事はこちら

筆者は6月末から7月にかけ、ちょっと早めの夏休みを取って、石見銀山を見学したり、萩の松下村塾を訪れたり、津和野の街並みを散策したり、松江市で宍道湖を眺めたり、温泉津(ゆのつ)のしなびた温泉に浸かったり……というのんびりした山陰旅行に出掛けていた。

やっと戻ってきた7月2日(日)の夜、東京都議会選挙はとんだ惨劇となっていた。千葉県在住の筆者は、開票前は「んなもん、どうだっていいや~」と思っていたのだが、まさかここまでひどい結果になるとは。旅行に出掛ける前に会った某政治部記者は、「自民党、40議席行けるかもしれませんよ~」などと言っていたものだが。

自民党の敗因についてはいろいろ言われているが、要は国民の間で安倍晋三内閣に対する「飽き」が来たのであろう。何しろもう4年半も続いている。日本政治の標準から行けば、十分に長期政権だ。「このうえ、安倍さんの任期は2021年まで?」と考えたら急に胸焼けがしてきた。「モリ・カケ」疑惑に共謀罪、防衛大臣の問題発言に「違うだろ~!」の暴言テープなどは、あくまでも添え物にすぎなかったのではないかと見る。

そうだとすると、都議会選挙の結果が意味するところは重い。投票率は上がったとはいっても、せいぜい51.28%。ところがここが東京都の恐ろしさで、投票者総数は実に568万人に達する。衆議院選挙の総投票者数は多いときで7000万人、少ないときで6000万人といったところだが、今回はその8~9%程度のサンプル調査が行われたに等しい。

次ページ小泉進次郎議員は、大臣ポストで釣られるか
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 本当に強い大学
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT