いよいよトランプ政権がヤバくなってきた

「オバマケア代替法案」採決延期で見えたもの

トランプインターナショナルホテルの前で「オバマケア廃止反対」を訴える人々(写真:筆者撮影)

「ワシントンDC」で見た「2017年のリアル」とは?

この原稿はワシントンDCのホテルで書いている。というと、まるで宮家邦彦さん(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)みたいだが、本当にそうなんだから仕方がない。いや、ワシもいっぺんゆうてみたかったんや。

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実を言うと、ワシントンに来るのは久しぶりである。この季節、空気はまだピリリと冷たいが、春はもうそこまで来ている。日本と違って、花粉が飛んでいないのもありがたい。空港から乗ったタクシーの運転手が、「もうじき桜が咲くぞ。ワシントンの桜は、確か日本から来たんじゃなかったかな?」と言っていた。実際に市内ではあちこちで開花を見ることができた。日本でも、開花宣言が出たらしいではないか。

久しぶりに見るワシントンで、ひとつだけどうしようもなく違和感を覚えることがある。それは誰もワシントンポストを持ち歩いていないことだ。ワシがこの街に住んでいた25年前には、皆が家で購読しているのは当然のこととして、文字通りそこらじゅうに朝刊が散乱していたものである。今では新聞はスマートフォンで読むべきものとなり、あるいはニュースはSNSで知るべきものとなり、ニューススタンドも街角から姿を消してしまった。かろうじて残っているのはフリーペーパー専用のスタンドだけである。

しょうがないから、ドラッグストアで2ドルと税金(高い!)を払って朝刊を購入する。ところがそんなものを手にして歩いているのはワシだけではないか。いや、別に政治記事が読みたかったわけではない。スポーツ欄が、21日(火)夜(現地時間、以下同)に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)の日米準決勝をどう描いているのかが気になったのである。スポーツページの1面はアメフトやアイスホッケーに関する記事で、3面にかろうじてWBCの記事を載せていた。それもAP電をそのまま載せているだけである。

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