「東洋経済オンライン」で、「地方創生の現状のひどさ」についてほえまくっている木下斉君(連載はこちら)も驚愕のニュースが出てきました。千葉大学のお話です。
千葉大学のHPにも出ていますが、3月23日付の日本経済新聞の記事を一部引用してみましょう。
「千葉大学は22日、東京都墨田区に新キャンパスを設ける構想を明らかにした。工学部の新事業として2021年にも始動させる教育プログラム「デザイン・建築スクール」の拠点とする考え。留学生を対象に日本の文化や最先端技術を学ぶ場も展開する。都内への拠点開設で優秀な教員や学生を確保し、都市の課題に関わる研究や国内外への情報発信の体制を充実させる」
なぜ、東京にわざわざ新キャンパス?
地方大学の振興などにあたっては「東京での大学や学部の新増設抑制も検討すべき」などとばかげた話が出てくるご時世です(→詳しくはこちら)。
なので、もうこの分野はそもそも話にならんわけですが、千葉にあって、千葉の地元の活性化にこそ力が発揮できるはずの千葉大学がなぜ、東京に新キャンパスなのか? 墨田区との提携などいろいろな理由はあるようですが、千葉大学の教授連中はいったい何を考えているのだ、とワタクシは言いたい。
一説によると、「千葉県の人は、『千葉は東京の一部だと思っているのだ』」という自虐めいた指摘もありますが(笑)、それはさておき、ワタクシは職業柄、日本全国を講演会などで歩いていて、地元の国立大学の先生とお話しする機会が多いわけです。
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