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野村克也「部下は上司の内心を自然と見抜く」 真の「リーダー」には何が求められるのか

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そしてこの「説得力」は、最終的に「信」につながる。「信は万物の基を成す」という言葉のとおり、当然、「信頼」「信用」があるかないかで、同じことを言われても心に響く総量が全然違う。人間とはそういうものだ。

停滞しているチームや組織に必要なもの

昨今、プロ野球界に、「名監督」にふさわしいと思える人材がいないのは、こうした何物にも代えがたい「信」にあふれる監督がいないからではないか。

筆者の近著『弱者の流儀 野村克也31の考え』(上の書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

「実際に野球をするのは選手だ」などと言う人もいる。「誰が監督をやっても同じだ」という意見もある。

だが私はそうは思わない。多くの名監督を見てきた「経験」、実際に指揮をとってきた「経験」から、監督の「信」がチームに如実にあらわれることを知っている。

逆説的に言えば、リーダーに「信」があれば、組織はいい方向に進む。

組織が停滞している、チームがうまく動かない、結果がついてこないと感じているなら、人間の基本に返って、この「信」について今一度考えてみる必要があるだろう。

特に、「個々のポテンシャルはあるが、まとまりがない」という組織には、こうした「信」がある人物をリーダーに据えるのが一番の解決策になるはずだ。

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