プログラミングとパズルゲームの共通点は? その難しさと楽しさ

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それでは「MESHアプリ」で、プログラムを組む過程を、体験した順番に紹介していこう。

プログラムは「キャンバス」と呼ばれる画面上で行う。まず画面下の「タグリスト」に並んでいるアイコンから、水色の「動きタグ」アイコンをタップして、そのままキャンバスまで移動させる。これで、キャンバス上に「動きタグ」アイコンが配置される。

このアイコンをタップすると、【動きタグが〇〇になったら】の「〇〇」を指定する画面が表示される。ここでは「向きが変わったら」の「上」を指定した。これで【動きタグが「上向き」になったら】というところまでプログラムされたことになる。

続いて「タグリスト」の「カメラタグ」アイコンを、キャンバス上に配置する。これは、「MESHアプリ」がインストールされているスマートフォンで写真を撮る、というアクションを指定するタグだ。撮影で前面カメラ、背面カメラのどちらを使うかが指定できる。ここでは「背面」を指定した。

最後に「動きタグ」アイコンの右側にあるコネクタを引き出し、出てきた線を「カメラタグ」アイコンのコネクタとつなげば【「動きタグ」が上向きになったら】⇒【背面カメラで写真を撮る】というプログラムの完成だ。「MESH」のプログラムは、すべてこの要領で組むことができる。

タグ同士の組み合わせを考える工程はまさにパズル感覚

プログラムの手順自体は驚くほど簡単なのだが、それをどのように使うのかを考えていくのが、結構難しい。

例えば、先ほどのプログラムではイヌちゃんに装着した「動きタグ」が【上向きになったら】という条件を指定しているのだが、これではひとつの姿勢だけにしか反応しないことになる。イヌちゃんは反対向きに寝ることもあるので、「動きタグ」が「下向き」になった場合も考慮しなければならないのだ。

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