フェラーリ硬派マシンは長距離でも飽きない

「カリフォルニアT HS」はどんな車か

 

硬派仕様のカリフォルニアT

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

京都在住のモータージャーナリスト・西川淳が、注目のクルマを東京−京都間のロング・ツーリングの試練にかける「GTドライブテスト」連載。第3回はフェラーリのリトラクタブルハードトップモデル、カリフォルニアT HS。

“カリフォルニア”なんて、あまりに有名過ぎる地名が商品名として成立する、のみならず、好きものにはグッサリと刺さる、なんて……。フツウじゃ考えられない。フェラーリは何やっても許されるんだよなぁ。常々、そう思う。

もちろん、カリフォルニアというネーミングにはちゃんとした根拠があった。跳ね馬史上、最も人気のあるオープンモデルが、50〜60年代に製造された250GTカリフォルニア・スパイダーであり、ヴィンテージカー市場においては10〜20億円で取引されている。言わば、伝説のモデル名。その名前を惜しげもなく使えるところに、栄光の歴史を持つブランドの強みがあった。フェラーリの、それが圧倒的な強さの源泉だ。

フェラーリ カリフォルニアのデビューは、2008年のこと。V8エンジンをフロントミッドに積む2+2のクーペ&カブリオレ(リトラクタブルハードトップモデル)として誕生した。ポジショニングとしては最も“気軽”なフェラーリだったから、他ブランド、特にドイツプレミアムの上級モデルからの乗り換えも多く、このカリフォルニアによって跳ね馬のちょっとした民主化が進んだともいえる。事実、カリフォルニアの台数が純増したぶん、フェラーリの生産台数も飛躍的な伸びをみせたものだ。

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