2007年に初めて自著を上梓する機会に恵まれた際、「プロが入っている保険」として、ある保険代理店の社長(以下、Aさんとします)が加入している保険をご紹介しました。
この記事には大きな反響がありました。月々6872円の保険料負担で「賢明な選択だ」と納得できる理由が語られていたからでしょう。
それから早いもので10年の月日が流れました。Aさんには今年、更新を迎える契約もあります。そこで、今日までにどんな「見直し」をしたのか、伺ってきました。
10年前入っていた保険は2本
10年前は33歳。専業主婦の配偶者と4歳と2歳の子供がいたAさんが加入していた保険は
●損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「収入保障保険」
60歳まで、万が一の際、月額15万円が遺族に支払われる。保険料は月々4650円
●東京海上日動あんしん生命「医療保険」
入院日額5000円、がんの診断時・急性心筋梗塞と脳卒中で所定の状態になった場合、一時金300万円が支払われる。保険料は2222円、10更新型
の2本でした。
まず「収入保障保険」は、世帯主の死亡に備えています。「妻は専業主婦だし、子供が小さい間に、自分が急死するようなことになると、さすがに困るので、死亡保険は必須」という判断です。
ただし「相続対策でもないかぎり、一生涯の死亡保障が確保できる『終身保険』は不要」と考えているため、60歳まで期間限定の保障にしています。
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