塾なしでも伸びる子には「独特の型」がある 意外と知らない「基本形」の押さえ方

✎ 1〜 ✎ 60 ✎ 61 ✎ 62 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

このゴールとスケジュールがないと、いくら科目ごとの勉強方法を知ったところでうまくいきません。なお、スケジュール管理には、中学生でも手帳を使うことをお勧めします。

2. 計画を随時、修正していく

よく計画倒れといって、計画どおりにいかないことを嘆く人がいます。嘆く必要はありません。なにしろ、計画はそのとおりにはいかないのが当たり前なのですから。重要なことは設定したゴールを達成することであり、計画を決めたとおりにこなすことではありません。計画は始める前にイメージしてつくったものであり、現実に進めていくとそのとおりにはいきません。ですから、迷わず計画修正をするのです。しかし、設定したゴールはよほどのことがないかぎり、変えてはなりません。

試してみて、うまくいかなければ若干変えてみる

3. さまざまな勉強方法の中から自分に合いそうな方法を“試して”みる

「試す」ということがキーワードです。はじめから「この方法で絶対にやる!」と意気込むと修正ができなくなり、そのうちあきらめる羽目に陥ります。試してみるのです。そして、うまくいかなければ若干変えてみる。変えているうちにオリジナルがだんだんと出来上がっていきます。

4. カスタマイズの際、念頭においておくことは次の3つ
『30日間で身につく「地頭」が育つ5つの習慣』画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

①省エネ

つまり、無駄なことはやらないということです。たとえば1度できた問題をチェックしていないために、また同じ問題を解いてしまうのは無駄ですね。また、重要な部分・頻出度の高い部分から優先的に仕上げていくのは効果的です。

②反復3回転

よほど興味がないかぎり、人は1回で記憶できるものではありません。点数を取るためには、回転しなければならないのです。しかし点数が伸び悩む生徒はそれをしません。1回でやめてしまうのです。少なくとも3回転はしなければ、習得はできないのです。ですからスケジュールをつくるときに、間違いを3回見直せるように組んでおきます。すると成績は自動的に伸びていきます。

③情報収集

先ほども述べたとおり、成功事例の情報収集は大切です。どうすれば点数がとれるようになるのか、その情報を知ることは不可欠ですね。基本的にはできる人、成功した人へのヒアリングです。しかし何度も言うように、それは参考にする程度で、丸ごとまねてはいけません。一部取り入れて試してみて、もしよさそうであれば、自分の方法として取り入れましょう。

以上が、自分流のオリジナル勉強法を確立させるための「型」です。この型を参考にされて、日々、成果の出る方法をつくっていってみてください。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4500人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、カフェスタイル勉強会Mama Cafe(累計1万3千人のママさん参加)、執筆、講演を精力的に行う。教育学修士(東京大学)。著書に『子ども手帳』『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』『子どもを育てる7つの原則』など国内30冊、海外13冊。音声配信Voicyでは「子育てランキング1位」の人気パーソナリティを務めている。

講演、執筆相談はこちらから。

石田勝紀公式サイト

ブログ

Facebook

Voicy

Instagram 

X

 

 

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事