社会課題解決を進める積水ハウスがトップに
水産・農林業/鉱業/建設業の1位は積水ハウス(551.7点)、部門別で環境95.9点、財務278.0点を中心に、人材活用84.9点、企業統治+社会性92.9点も高得点で総合でも19位。住宅のネット・ゼロ・エネルギー化を進め、「環境配慮と顧客の健康長寿に貢献する住宅を提供」という大きな社会課題解決をビジネスで実践している。
以下、2位大和ハウス工業(547.3点)、3位清水建設(545.8点)と続く。昨年1位の国際石油開発帝石は4位までダウン。水産・農林業はランクインなしだった。
食料品のトップは味の素(556.6点)。人材活用94.2点、環境90.5点、企業統治+社会性94.1点といずれも高得点で、総合も昨年24位から11位へアップ。男性19.8年、女性17.3年という勤続年数の長さや女性管理職比率6.7%など人材活用の各指標は充実。製品原料となる農・畜・水産資源をムダなく生かす取り組みなど資源確保という社会課題解決にも積極的だ。
2位はアサヒグループホールディングス(551.5点)、3位は昨年1位のJT(537.7点)。5位明治ホールディングス(526.4点)までが総合100位内だ。
繊維製品は昨年同様、東レ(550.9点)がトップ。人材活用94.2点、環境93.2点、企業統治+社会性91.7点、財務271.8点とバランスよく高得点をあげた。水問題でのNPOとの積極的な連携、社会課題解決への挑戦などの評価が高かった。
2位は帝人(539.6点)。人材活用95.3点、企業統治+社会性は99.4点と東レを上回るが、財務254.4点で差がついた。3位のワコールホールディングス(469.6点)は上位2社と若干離されている。対象社数も少ないが700位に入った企業は17社だった。
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