中計にCSR目標を掲げる第一三共が医薬品トップ
パルプ・紙/化学は有力企業がズラリと並ぶ。トップの富士フイルムホールディングス(569.7点)は3年連続の総合1位。2位は花王(560.6点)。人材活用100点、環境93.2点、企業統治+社会性88.2点、財務279.2点と企業統治+社会性に上昇余地がありそう。富士フイルムとも9.1点と差は小さい。総合でもさらに上位を狙えそうだ。
以下、3位信越化学工業(548.7点)、4位積水化学工業(541.5点)、5位三菱ケミカルホールディングス(540.4点)までが総合50位内。11位のクラレ(523.9点)までが総合100位内となっている。
医薬品は第一三共(549.9点)が首位。中期経営計画にCSRの5つの活動分野における目標を設定。マテリアリティ(重要性)に従い、幅広い活動を行い企業統治+社会性97.6点と高得点だった。人材活用86.0点、環境86.5点、財務279.8点と合わせて総合でも25位。
2位は昨年1位のアステラス製薬(546.5点)、3位は中外製薬(545.3点)。続いて、4位武田薬品工業(539.7点)、5位塩野義製薬(532.1点)と製薬大手が並ぶ。
石油/ゴム/ガラス・土石はトップのブリヂストン(567.9点)で総合でも2位というCSR先進企業。2位は昨年4位から住友ゴム工業(545.8点)が上昇した。「低炭素社会の構築」「コンプライアンスの徹底」などを社会・事業領域での最重要課題として取り組み、環境94.6点、企業統治+社会性93.5点は高得点。人材活用87.2点、財務270.5点も高いレベルで、総合でも36位となった。
以下、3位旭硝子(537.8点)、4位横浜ゴム(536.9点)、5位TOTO(533.3点)と続く。
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