「偽ニュース」も宣伝に使うハリウッドの商魂 「非合法では?」と言われようとも…
最近のハリウッドは、「これは儲けるチャンスだ!」と踏めば、たとえ、のちに「非合法では?」と問いただされる結果になろう予測がつこうとも、それを実施することを辞さない風潮にあるようです。
「20世紀フォックス」による大胆な仕掛け
アメリカの映画会社の20世紀フォックスとアメリカの映画映画製作会社のニュー・リージェンシーは、新作スリラー映画『A Cure for Wellness(原題)』のプロモーションとして、偽のニュース・ウェブサイトを作り、偽の記事の数々を世に流していたのでした。
たとえば名前にアメリカの地名が入れ、いかにも地元メディアであるかのように装った「サクラメント・ディスパッチ」というウェブサイトを立ち上げたのです。
そしてそのサイトでは、「昨年の最終選挙戦でドナルド・トランプがスイスの片田舎にあるクリニックで、ロシアのウラジミール・プーチン大統領と密会した」という偽の記事を作成し、掲載していたのでした。
しかしながら、映画『A Cure for Wellness』のストーリーになぞられた偽の記事は、もう配信されていないようです。「サクラメント・ディスパッチ」のURLを開こうとすると、現在は自動的に下記のように映画のプロモーションサイトへとリダイレクトされるのでした。
また、「ヒューストン・リーダー」というサイトも設置し、そこでは「レディ・ガガがスーパーボールのパフォーマンスで、イスラム教徒に賛辞を送ることを計画している」という記事を掲載しました。