彼女たちには、夫が普通に戻れば少なくとも普通の夫婦に戻れる時間があり、期待をかけることができるほどの、夫婦の過去の歴史があるのです。しかし、あなたには、このどれもありません。血も涙もない人間という言葉が浮かんだほど、彼は残酷です。
救いはあなたが、遅まきながらも限界を感じていることです。我慢は、すればいいというものではありません。あなたの我慢は夫の横暴性を助長し、家族全員の不幸を支えるだけです。
破滅した人間に人生を預けてはいけない
人生に不幸やトラブルは避けられません。ところが不幸の内容によっては、本人が不幸を“選び続けている”場合があることです。対処の仕方次第で、その後の人生は大きく変わります。彼と縁を切ったあとのあなたの人生にもさまざまな困難はあるでしょうが、今より悪くなるケースはごくわずかです。
万に一つ、100万歩仮に譲ってみて、彼が言っていることが正しくて、あなたが、一緒に食事をするのも耐えられない異常者で、泥棒猫だとします。野菜を洗うときは、働いて弁償する必要があるほどの、水を無駄遣いする妻だとします。
それでも普通なら、このような表現は使いません。建設的な言葉までは期待しませんが、人がカッとなったときでさえ使わない言葉です。彼は、完全に常軌を逸しています。あなたの父上に対する言葉も同様です。彼自身がもはや破滅していると言っても過言ではありません。
そんな彼との離婚をためらうことは、諸事情を差し引いても、あなた自身が不幸の継続を望んでいることになります。しかも事情のない人など、世の中にいないのです。
人格者やハッピーな人といると、悩みを相談しているわけではないのにハッピーな気分になれたり、なんとなく勇気が出ることがあります。同じ理屈で、幸せでない人や幸せを求める志向すらない人は、絶対に他人や人生の同伴者を幸せにはできません。
ホームベースのない野球や、ゴールのないサッカーゲームを、ルールなしで脅迫されて続けるような生き方に、終止符を打つべきです。彼のお望みどおり、出て行ってやりなさい。即、離婚手続きを進めるべきです。尽くしがいのない人に尽くすほど、人生を無駄にすることはありません。
17年間もよく我慢されました。その我慢と努力を、あなたの納得のいく生き方のために、使いましょう!
人生は1度しかありません。残り半生は自分のために自立した女性として、プライドを持って生きてください。
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