夫が声を出すだけで、その内容にかかわらずあなたはおびえ、夫がいるだけでビクビクし、夫が仕事で不在中すらあなたは平穏にはなれません。心を許せない夫婦が家族として暮らすのは、お互いにとって不幸で残酷です。そんな悲惨な結婚には、存続理由がありません。
あなたの夫がしていることは、苦しくて厳しい航海を、くつろぎ、英気を養い、幸福を目標にしながら協力して航行していくべき運命共同体の船のキャプテンが、航海に出る前から自船の乗組員に、暴風雨の荒波をぶつけているようなものです。
夫君の暴言は、反省や改心を期待できるレベルではなく、そのような者がキャプテンでいるかぎり、もはや基地は崩壊しているのです。
崩壊した基地にしがみつくのは、家族全員に出口がなく、危険があるだけです。
あなたの魂は、殺されている
夫君の暴言は、まさに「言葉で人を殺す行為」です。
血は汚いといわれることがあります。長く家族として愛し合い、大切な存在として過ごしてきた肉親だけに、いったんもめると見苦しいほどにこじれ、憎しみも増大するというほどの意味が含まれると思います。
隣の芝生は青く、他人からみると幸せそうな家庭も、実は深刻な問題でもめている場合が、悲しいことに多いものです。しかしこの場合でさえ、愛憎相半ばだったり、過去の愛情がベースにあるからこそもめる場合が多いことです。あなたの場合過去17年間で1度もこのベースがなく、出口も見いだせない分、絶望的です。
夫の酒乱のたびに、庭や車に避難して夜を過ごす友人たちがいます。アルコールが抜けると普通の夫に戻るからです。夫がギャンブルで破滅しているのに、更生に期待をかける友人もいます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら