読売新聞「OTEKOMACHI」は何がスゴイのか 読売新聞が進めるデジタルシフトとは?
――運用型広告はどのくらいの割合で運用しているのですか?
いまはデジタル収益の4割程度です。というのも、新聞社サイトの信頼性を損なわないために、かなり厳選して運用しているからです。ちなみに専門部隊がデジタルチェックを行っています。クローズドのマーケットプレイスは一部実施していますが、いまのところそこまでは大きくはありません。
――今後御社の広告ビジネスはどう変化していくのでしょう?
デジタルのマーケットはとても重要になっていますが、紙媒体の広告収益とは、まだ比べ物になりません。いままですくえなかった、デジタルだけのソリューションをもつことは重要ですが、ものすごくデジタル傾斜するところまでは行っていません。新聞広告もまだまだ伸ばしていかなければいけないのです。
昨年4月から、プラスになっている業種に出版と食品があります。新聞で広告を出して欲しいという出版社が多いのは、同じ活字メディアとして相性が良いからです。また、チョコレートなどの機能性表示食品は、CMよりも紙面でじっくりとその効果を説明する広告を打ちたいという要望が多い。
他新聞社はデジタル局を設けて完全に分業しているところもあるが、我々は一括にまとめることで、より広い商品を開発できる道を模索しようとしています。
(Written by 中島未知代、長田真 / Interview by 長田真
Photo courtesy of 渡部幸和)
DIGIDAY[日本版]の関連記事
メディアの外部配信は分散ではなく「分身」:ハフポ日本版編集長竹下隆一郎氏
Facebookがデジタル広告のレフェリー? 人ベース測定開放の衝撃
ドイツ媒体社大手連合、巨大なデータプール構築を目指す:GoogleやFacebookに対抗するために
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら