貯金ができない人は家計簿のコツを知らない 2年で350万円を貯めた主婦の支出整理術

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私の家計簿では、「年間の家計簿」と「毎月の家計簿」という2つの家計簿を1冊のノートにまとめてつけていきます。

「貯まる家計簿」はシンプルです

年間の家計簿。1年分の収支が把握できる年間の家計簿。毎月記入するのは1列だけ。

できるだけ簡略に書いていきます

毎月の家計簿。1日1行、レシートの合計額を書くだけ。ノート片面1ページだけ。

1カ月につけるのは、ノートの片面1ページと1列の集計表だけ。一般的な家計簿に比べて、書くところが非常に少ないのが特徴です。

この少ない記入量の家計簿で、より効果的におカネを貯めるためには、いくつかの工夫が必要です。特に重要なことは、費目を厳選して作成することと、何の支出をどこの費目でつけるかルールを決めることです。

費目には、「食費」「日用品」「娯楽費」「特別費」の4つの費目は必ず入れます。その他、いくつか費目を追加してもかまいません。全体で5~8費目程度にすると、ノート片面1ページでスッキリとおさまる分量で書き続けることができます。

次に、何の支出をどこに入れるかを考えます。たとえば、外食は食費ではなく、娯楽費にいれる。雑貨は、日用品ではなく、娯楽費にいれる。このように考えることは、一見複雑で面倒くさいと感じるかもしれませんが工夫することで、予算を立てて守る手間、家計を振り返る手間を少なくすることができます。結果として、必要以上に頑張らなくても、つけるだけでおカネが貯まる家計簿になるのです。

無駄づかいを「見える化」する家計簿

なぜこのような工夫をすると、つけるだけでおカネが貯まる家計簿になるのかというと、理由があります。それは、自然に支出を「必ずいるもの支出」と「余計なもの支出」の2つにわけて考えることができるようになるからです。

次ページ普通の家計簿は2つの支出がごちゃまぜ
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