貯金ができない人は家計簿のコツを知らない 2年で350万円を貯めた主婦の支出整理術
「必ずいるもの支出」とは、「必ず支払わなくてはいけないもの」「それがないと困るもの」のことです。
「余計なもの支出」とは、「あるとうれしいがなくても困らないもの」のことです。
普通に家計簿をつけているだけでは、2つの支出に分けて考えるという事は特になく、この2つの支出をごちゃまぜ、もしくは単独でつけているものがほとんどです。
たとえば、食費の中に「余計なもの支出」である外食が含まれている。すると、1度の外食でその月の食費は大きく跳ね上がり、月末に予算オーバー。しかし、その原因が外食のせいなのか、普段の買い物をしすぎてしまったせいなのかがはっきりしない。食費も毎月安定せず、予算をいくらにすればいいのかさえわからない。
このように、「必ずいるもの支出」と「余計なもの支出」をごちゃまぜにしてしまうと、予算を立てにくく、守りにくい、何に使いすぎてしまったのかという家計の振り返りも非常に難しい家計簿になってしまうのです。
「娯楽費」「特別費」を見れば、無駄遣いの原因が一目でわかります。すると、今までなぜか予算オーバーになりがちだった家計簿が、見違えるほど予算が立てやすくなります。
「余計なもの支出」である「娯楽費」「特別費」に無駄遣いが集約されるので、家計簿をつけるだけで無駄遣いを「見える化」することが可能になり、何に使いすぎてしまったのかという家計の振り返りも簡単になります。
また、「余計なもの支出」をただ削るだけでなく、「価値ある支出」に変えることで、今までよりも欲しいものやしたいことにおカネを使えるようになるので、生活の質も向上します。
ほんの少しの工夫で家計は変わる
家計を立て直すには、支出をうまくコントロールすることが大切だとはわかっていても、どうすればいいのかという「具体策」がなかなか見えないものです。
思考や習慣を変えることで、おカネが貯まるようになるという理論もありますが、それよりも簡単なのが、1日1行家計簿をつけることで無駄遣いをきちんと「数値化、見える化」することです。具体的に数字として見ることで、自然に何をどうしたらいいのかという具体策が見えるようになります。
貯金力とは、収入の範囲内に支出を抑える力のこと。うまく支出をコントロールできるようになると、自然におカネを貯める力もついてきます。
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