致命的に資料がわかりにくい人の6つの盲点 複雑な資料を「引き算」で劇的に変える

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5.データに直接ラベルをつける

余分な要素を削ったことにより、データと凡例の間で目を動かすときの負担が相対的に大きく感じられるようになりました。相手が負担に感じるものは、すべて減らすように努力しましょう。この場合は、ゲシュタルトの「近接」の法則を利用して、データラベルをデータの右隣に配置しました。

視覚的な手掛かりをつくる

6.類似色の活用

5のステップではゲシュタルト「近接」の法則を活用しました。ここでは、「類似」の法則を活用してデータとデータラベルを同じ色にします。こうすれば、色が2つの情報と関連していることを示す視覚的な手がかりになります。

このグラフはまだ完成ではありません。しかし、クラターを見つけ取り除くことで認知的負荷を軽減しわかりやすくする、という点では大きく進歩しました。

この記事で紹介したゲシュタルトの法則を意識すれば、受け手が物事を見る方法を理解しやすくなります。

さらには、不必要な視覚的要素をグラフから取り除き、より見やすく、より理解しやすいものにしてくれます。

コール・ヌッスバウマー・ナフリック 『Google流 資料作成術』著者

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銀行やプライベートエクイティでの分析業務で活躍後、Googleに入社。Googleに約5年間在籍し、「ビジュアライゼーション」の講座を担当、世界各国のGoogleで教えてきた。ただのデータを「情報」に変え、本質を見抜き、アクションへとつなげる手法を説く。ワシントン大学で応用数学の学士とMBAを修得。2013年、Google退社。ブログstorytellingwithdata.comを立ち上げ、人気を博す。「ひどいパワーポイントを世界からなくす」をミッションに、企業や非営利団体でビジュアルコミュニケーションの研修やワークショップを行なう。

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