致命的に資料がわかりにくい人の6つの盲点 複雑な資料を「引き算」で劇的に変える

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『Google流 資料作成術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

1.グラフの囲みを取る

エクセルのようなグラフアプリケーションでは、初期設定に、グラフの境界線や背景色といった要素が含まれています。しかし、先に示した事例のように、ゲシュタルト「閉合」の法則によってこれらがなくても識別できます。むしろないほうが際立って見えます。

ページ上のほかの要素からグラフを区別するためには、囲みではなくホワイトスペース(空白)を利用しましょう。

ちなみに、人々はなぜかページ上の空白を恐れる傾向があり、つい何かで埋めたくなりますが、多くの場合それはクラター化します。特定の目的があるときにのみ、データを追加しましょう。

データがより目立つようになる

2.グリッド線を削除する

グリッド線があることでデータがより読み取りやすくなると感じる場合には、グリッド線を残してもよいでしょう。しかしその場合は、グリッド線を細く、薄いグレーなどにして、データの邪魔にならないようにしましょう。グリッド線を完全になくすことができれば、コントラストによって、データはより目立ちます。

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