「付箋+ノート」で仕事がいっきに速くなる 楽しみながらも結果が出る、文具活用術

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また、別の社員は、「付箋を使ってノート上に『思考途中』の情報を保存しておけば、あとで再開しやすいので便利」と話します。

その社員は、スケッチを描くことも多く、ノートを斜めに使いたいときもあるので、罫がまったくない無地ノートを使っています。サイズは、カバンに入れやすいB5サイズ。広げて使えばそれなりの大きさになるので、付箋を使った「ひとりブレスト」をするにはもってこいです。

ひとりブレストは、ノート上に小さな付箋を貼って行います。書き込んでは貼ったり、剝がしたり……。集中する作業が終わった後も、ノートに付箋を貼ったままにしておくと、スキマ時間に再検討できたり、別プロジェクトで活用できたりすることもあります。

先輩がアドバイスを書いてくれた付箋も、すべてノートに貼って残します。こうすれば忘れることもなく、自宅や外出先で見返すことも容易になります。

小さなカラー付箋で見出しをつける

付箋は情報のインデックスとしても活用できます。この活用の際は、土台となるノートの選び方を工夫すると効果的です。

ある社員は、議事録やメモなどは、A5サイズの横罫ノート(B罫)を使い、開発や研究業務ではA4の方眼ノートをヨコ長にして使います。出張などの場合は、コンパクトな測量野帳も携行。屋外で片手に持ちながら筆記する用途で開発されただけあって、持ち歩きに便利です。測量野帳は、以前、試作したカバーに入れて持ち歩きます。このカバーをつけていると、中に名刺が入れられ、付箋をたくさん貼り付けられるのです。

ノートは基本的に、時系列で書いていく人が多いでしょうが、たいていいくつかの案件を並行してこなしていくため、同じ案件があちこちに記録されてしまいます。そうなると、どこに何を書いたのか見つけるのはなかなか手間です。そこで、小さな付箋で見出しをつけ、目的のメモを探しやすくします(A案件はピンク、B案件はイエローなど)。色をたどれば、目的のメモをスムーズに見つけられる、というわけです。

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