「付箋+ノート」で仕事がいっきに速くなる 楽しみながらも結果が出る、文具活用術

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付箋を使ってアイデア出しをするときにとてもおすすめなのが、「A4サイズのノート」を使う、ということです。

アイデア出しは「A4サイズ」の大きなノートで

『たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

アイデア出しのためにノートを使うときは、文章や図を描きながら書けるだけでなく、付箋や切り抜きなど大きさが不ぞろいのものをたくさん貼れるので、実は広い紙面のほうが便利です。見開きでA3サイズにもなるので十分な大きさがあります。

コクヨのある社員も、A4サイズのノートを愛用しています。顧客向けの提案や社内プロジェクトの企画など、重要な資料をゼロからつくり込むときには、まずはその企画で語る可能性のある事実や課題、アイデアなど、すべてを小さな付箋に書き出します。

たとえば25ミリメートル×7.2ミリメートルという超ミニ付箋を使って、100以上の情報を書き出し、A4サイズのノートにどんどん貼り付けていきます。100も出せば、さすがにもうアイデアは出ないな……と多くの場合思えてくるでしょう。そうして出し切った段階で、情報を分類・整理し、不要なものを削除してストーリーある企画にしていくのです。こうした作業には、一見かなりの時間を使うように思われるかもしれませんが、このコクヨ社員の場合は、10〜20分程度でこの作業を完了しているそうです。

頭の中であれこれ考えるより、目に見える形で付箋をさくさく貼っていったほうが結果的に時間短縮になることも多いでしょう。また、アイデアをかなり出しきってからまとめる企画になるので、自分自身も納得でき、自信をもって企画提案しやすくなります。

付箋とノートの活用法について、お話させていただきました。みなさんにとって役立つヒントになれば幸いです。

コクヨ ノートの使い方研究班

コクヨは1905年創業。文具、事務用品を製造・販売するステーショナリー関連事業と、オフィス家具、公共家具の製造・販売、オフィス空間構築などを行うファニチャー関連事業、オフィス用品の通販とインテリア・生活雑貨の販売を行う通販・小売関連事業から成る。代表商品でもある「キャンパスノート」は発売から40年以上の歴史があり、売り上げは日本一。

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