関西で初めてのインターコンチネンタルですが、大阪がハブ都市として京都、奈良、神戸にも訪問しやすいロケーションにあることがカギだと思います。このホテルはたくさんの電車の駅から近い場所にありますし、本当にアクセスがいいですね。競争が本当に厳しい中でホテルを運営していますが、これは大変重要なことだと思っています。
また、われわれは世界最大の顧客会員組織「IHGリワーズクラブ(旧 プライオリティ・クラブ リワーズ)」を持っているので、世界各国でお客様をどんどん引き付けていくことができます。このホテルや大阪の認知度を高めるうえでも、非常に有利になっていると思います。
全日空との関係も大切なポイントです。IHGと全日空の合弁であるIHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの人心融合もうまくいっており、全日空の会員の皆様の利用も進んでいます。
――主な顧客層は、日本で展開しているほかのインターコンチネンタルと同様なのでしょうか。
幅広いお客様にアピールできると思っています。ラグジュアリーホテルですから、富裕層などがターゲットにはなりますが、ただ単に豪華なもの、ラグジュアリーなものを提供することに重点を置くのではなく、経験に重きを置きます。
たとえば「大阪を知りたい」「大阪を探検してみたい」「大阪に来て非常に質の高い時間を過ごしたい」「何か新しいものを見つけて、それを思い出にしたい」と考えているお客様が、私たちにとってのメイン顧客だと考えています。
それに加えて、大阪駅の新しい商業施設である「グランフロント大阪」内でホテルを運営させてもらっていますので、オープン効果が追い風になっています。東南アジアや中国など外国人にも、「ぜひ、この場所に来て、いろいろな新しい店舗を体験してみたい」というお客様がたくさんいると思っています。
さらに、近くにコンベンションセンターもオープンしました。今後は法人の出張や会議などの「MICEビジネス」にも期待できると思います。グランフロント自体にオフィス棟もありますので、そちらからの集客も想定に入れています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら