「絢爛(けんらん)」さより、温かさ
成功を収めていて、好奇心が旺盛で、いろいろな体験を求めている。そういった方は、必ずしも威厳のあるホテルに泊まりたいとはかぎらない。だから、インターコンチネンタルホテル大阪は、豪華絢爛さを表に出したホテルではなくて、本当に温かくて住まいのような雰囲気を醸し出しているホテルだと思っています。
――確かに、悪い意味での絢爛さはないですね。
ホテルに置いてある美術作品に関しても、非常に綿密に選ばせていただきました。大阪や関西圏を含む国内アーチストの方々の作品ですが、そうした作品自体が、当ホテルにいらっしゃったお客様の話しのネタになるような感じですね。
チャペルのデザインも非常にユニークです。控えめな美しさに対して、立ち止まって「ああ、ここはすごくきれいだなあ」と感じていただけるような造りです。気づいていただけるお客様には、そのよさを味わっていただけるでしょう。ほかのホテルには真似ができないと思いますよ。
ラグジュアリーホテルには珍しい大浴場
――個人的に、大浴場に感銘を受けたのですが、あれはどういったアイデアなのですか?
どのインターコンチネンタルホテルでもそうですが、営業している立地や、そこでの体験をお客様に届けることをつねに意識しています。この日本のお風呂は、イリアというデザイン会社がデザインしたのですが、日本の伝統的なお風呂の要素がしっかりと含まれています。
ご利用になる日本人のお客様は、やはり当然、こういうお風呂があると思って訪れる方が多いでしょうし、外国人のお客さまにとっては、新しい体験として歓迎していただけるはずです。男性も女性も、しっかり自分のスペースを持ちながらお風呂を使っていただけるので、ホテルとしていいアクセントになっていると思います。
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