筋のよい「だから何?」が最強の武器になる あなたの問いはプロアクティブ型ですか?
そもそも営業というのは「相手に買ってもらうこと」であり、つまりは「相手の望みを満たすこと」が仕事の目的といえます。「相手は何を望んでいるんだろう」という質問は、より本質的な、目的に近い「問い」であることがわかります。
ほんの少しの「問い」の違いが、大きな異なる結果をもたらすことがおわかりになってきたかと思います。
あのポカリスエットも「問い」から生まれた
筋のいい「問い」の一つに、「当たり前のことを問う」という方法があります。
たとえば、いまやどこのコンビニにも置いてある大塚製薬のポカリスエットですが、実はポカリスエットは、「点滴液を飲み物にできないだろうか」という問いから生まれたものなのです。
普通は「点滴液は点滴で使う液体」という思考が当たり前です。そこをあえて「飲み物にできないか」と問うことで、「体が弱っているときに栄養も一緒に補給できる飲み物」としてポカリスエットが生まれたのだそうです。
「新しいヒット商品は掛け算でつくられる」とはよくいわれますが、「問い」はこのように二つのものを掛け合わせる力も持っています。
たとえば、ポカリスエットであれば、「飲み物」×「点滴のような栄養補給方法」という掛け算です。そして「点滴液とは 血管から注射針で入れるもの」という常識からでは思いもつかないユニークなアイデアといえます。
この「当たり前」にチャレンジする方法を導いてくれるのが「問い」ともいえます。「常識」と思えるものを、あえて覆すような問いを立ててみましょう。そこから、あなたの新たな発想が始まるかもしれません。
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